備後歴史雑学
南面:本丸内より見る 北東面:本丸内より見る
鐘櫓は本丸西側に位置し、初期の頃は鐘を吊り太鼓を懸け、時の鐘と半時の太鼓をうってい
たといわれる。本丸にあるのは非常に珍しい。
御湯殿 鏡櫓(文書館)
本丸南 本丸東
北面:本丸内より左月見櫓右筋鉄御門 西面:本丸内より左東御門右月見櫓
御湯殿は伏見城内にあった豊臣秀吉の居館を移した伏見御殿に付随した建築物で、国宝に
指定されていました。建築の一部は南面の石垣上に張り出していて、内部は物見の段と風呂 の間とにわかれていた。昭和20年の戦災により焼失したが、昭和41年秋天守閣とともに外 装、内部ともに復原されたもので貸会場になっている。
鏡櫓は本丸の東側に位置し6間と4間の広さをもっていた。明治6年廃城の際とりこわされた
が昭和48年外観復原され、福山城博物館の文書館として福山を中心に文書、記録類を収集 整理し展示している。
南面:本丸内より見る 北西面:城外より見る
[天守閣] 建物のみの高さ 14間3尺(26,36m) 石塁とも総高 18間3尺(33,64m)
五層6階地下1階の天守は二層3階の付櫓と庇が連接する複合天守で、江戸時代築城の天
守としては随一の建造物との評価があった。昭和20年に戦災で焼失する以前の天守閣は旧 国宝に指定されていて、三方は漆喰総塗籠めであり、防備の弱点であった北面だけは総鉄張 りになっていました。北側は城外から本丸までの距離が短かったため、大砲による砲撃戦を考 慮して鉄板で補強していたのです。
内藤邸長屋門 城郭模型
城内北西に保存 南面
城下の武家屋敷遺構を移築保存した旧内藤邸長屋門と、天守閣(博物館内)にある模型です
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